脳血管性認知症の中核症状と漢方薬アロマタッチによる対応策

脳血管性認知症の中核症状
中核症状とは、脳細胞の死滅や脳機能の低下により、計画的な行動が出来なくなる実行機能障害、失認・失行・失語といった高次脳機能障害のことです。
実行機能障害
計画、推理・推論、判断、意思決定といった脳の働きを実行機能といい、脳の前頭連合野という部分と深く関わっています。そのため、前頭連合野が障害を受けたときには実行機能障害が生じます。
高次機能障害
脳血管障害によって脳の関連部位に障害を受けると失認・失行・失語といった高次脳機能障害が出現します。失認とは、視覚、聴覚、触覚のような感覚機能に異常がないにもかかわらず、対象を正しく認識できなくなる症状です。失行とは、手足の麻痺などがないのに簡単な日常動作を行えなくなるという症状です。障害を受ける部位によって症状が異なります。
- 右頭頂葉 → 着衣失行
- 縁上回 → 道具使用の障害
- 下頭頂小葉 → 手の姿勢障害
- 下前頭回~中心前回 → 道具使用のパントマイム障害
- 下前頭回 → ジェスチャー識別の障害、手指の形の模倣障害
失語は障害を受ける部位によって運動性失語、語義失語などに分けられます。運動性失語は、脳血管性認知症に多く見られる症状で、語彙が少なくなり、意味のある言葉を話せなくなる状態です。
脳では1日当たり7gのゴミが溜まるといわれ、認知症に深い関係があることがわかってきました。私たちは、脳のゴミを排泄する頭蓋仙骨療法、漢方薬、アロマシャワー、温泉療法を融合した漢方薬アロマタッチによって快適な日常生活を送れるようになることを目指しています。認知症への対応策のひとつとしてお考えいただければ幸いです。
このページは医薬関係者への情報提供を目的としています。
薬剤師・美容師の資格を所有しています。幼少時より自然食品を中心とした生活を送る中で食事の大切さを学び、その後、漢方薬を学びました。日々、苦痛が少なく効果が大きい健康法の開拓に努めています。