ビンスワンガー型認知症と漢方薬アロマタッチによる対応策

ビンスワンガー型認知症

ビンスワンガー型認知症とは

ビンスワンガー型認知症は血管性認知症のひとつで、大脳深部にある白質の虚血性病変(白質病変)が広い範囲に現れるのが特徴です。白質病変は脳の深部で気付かずに起こった血流の低下や小さな脳梗塞で、MRIでは大小の白い斑点状に見えます。50代~70代以降で発症するといわれます。

ビンスワンガー型認知症の症状

ビンスワンガー型認知症を発症すると、頻尿、尿失禁、嚥下障害、歩行障害、集中力の低下、手の震えなど多岐にわたる症状が現れます。重症化すると幻覚や妄想が現れることもあります。脳が障害を受ける部分によっても症状は異なります。血管性認知症は脳血管障害が原因となりますが、脳血管障害に共通するのは、早い時期に意欲の低下や軽いうつ症状といった障害が現れ、記憶は比較的最後まで保持されるという点です。

グリンパティックシステムと認知症との関係

脳の毛細血管には血液脳関門と呼ばれる組織があり、血液中の有害な物質が脳組織に入り込まないようにコントロールされています。また、脳で生じたゴミは血液脳関門を通して捨てられます。この仕組みをグリンパティックシステムといいます。白質病変があると、この仕組みが崩れて有害な物質が脳に入り込み、脳のゴミが排出できなくなります。これによって、脳細胞間のネットワークに障害が起こり、様々な症状が現れるのではないかと考えられています。

この仕組みを整えることを目的にアメリカの医師が開発した頭蓋仙骨療法というものがあります。私たちは、頭蓋仙骨療法に漢方薬、アロマシャワー、温泉療法を融合した漢方薬アロマタッチによって快適な日々を送れるようになることを目指しています。認知症への対応策のひとつとしてお考えいただければ幸いです。

このページは医薬関係者への情報提供を目的としています。